謎の妻  
 

2007-2/25 (Sun)

 
 

最近、夫婦はお互い謎がある事が円満の秘訣の一つと看破した次第。

で、うちの妻は謎だらけ。

まず日本語が不自由。別に外人と言うわけでは無い。言ってる事が代名詞ばかりでよくわからん。こんな感じ。

「だから、あれをね、これしてそうなったから、ほらああなるのよ」

次に、実に情報が不正確。言ってる事の大半はほとんどいい加減。でも、本人はその不正確な情報のまま、自信を持って話すから、変に説得力がある。

「こないだ、庭をアルマジロが歩いて行ったの!」

世間の奥さん連中はアルマジロは知ってるかもしれないが、北米南部と中南米にしか棲息してない人も多いので、そのまま噂が広がる。

私は世間の流言・飛語の類の大半は妻が作っているのでは無いかと疑っている。

可能性としてペットが逃げた事も考えられるが、まず違うと思う。こないだは「シーラカンスが公園の池にいた」と言っていたし。

いずれにせよ、何かが庭を歩いて行ったり、池で泳いでいた事は認めるが、果たしてなんだったのだろう。それはそれで興味はあるが。

ティラノサイルスが世田谷を闊歩するのも時間の問題かも知れない。

他にもいろいろあるが、参ったのはビデオの録画。

米国時代、野茂が初登板する時、仕事で見れないから、妻にビデオを頼んだ。ご存知の通り、野茂は最初はニューヨークメッツに所属していて、ニューヨークヤンキースでは無かった。

TVではどちらの試合もやっていたので、「同じNYと書いてあるが、縦縞のユニフォームじゃない方だからね」と念を押し、帰宅してビデオを見たらしっかり縦縞が写っていた。

その後も何回か録画を頼んだが、チャンネルや時間を間違えるは当たり前で、たまにちゃんと録られていても、残りが5分ほどしかないテープが仕掛けられていたり、せっかく録画予約をしていても、そのボタンが解除されていたりする。

しかし、ちゃんと学習能力は有り、同じ間違いはしないのだが、こんなにレパートリーあるのか?と言うくらいあの手、この手で録画を失敗させるのである。

最後は見たい番組の時間にいない私が悪いと思うにまで至り、私の人格形成には実に良い結果につながったが。

妻は私の人生最大の謎と言えます。