上海リニアモーターカーの謎  
 

2007-2/10 (Sat)

 
 

また上海行ってきた。

上海の浦東国際空港から上海市内までリニアモーターカーが走っているが、これを利用するのが時間的にも一番早いのでよく使う。

料金は2等で50元(約650円)。乗っている時間は数分であるが、最高速度431キロも味わえ、この国がこんなもん走らせて大丈夫か?との思いもあり、なかなかスリリングである。

最初に乗った時、進行方向向かって右側の座席に座ったが、対向車両がその右側の窓の外を、相当なスピードですれ違って行った。

互いが凄いスピードなので、すれ違うのは一瞬だが、その時の衝撃波はすさまじい。最初に乗った時、いきなり「ドカン!」ってきてビビッた事ビビった事。

それで、次の時からはすれ違う方向では無い左側に座ることにしていた。

ところがである。こないだ左側に座ったら何と今度は左側の窓の外をすれ違った。

れれ?と言う事は日によって走る方向を変えるのかそれとも私の記憶違いか?

記憶違いで無いのであれば、只でさえこのような近代技術の結集を運行させる事に疑念を感じてるのだから、毎度走る方向を変えたりして大丈夫なのか?正面衝突とかしないのか?と懸念を感じたのは言うまでも無い。

ところが、今回その疑問が氷解した。

要は運行区間が短いので、路線には2台のリニアモーターカーしか無く、同じ車両が同じレールの上を行ったり来たりしているのである。従い、ポイント変更とか無いのである。

だから、すれ違うのはいつも同方向では無いと言う事。従い、少なくとも正面衝突は無い仕掛けにはなってるわけ。あー、良かった。

すれ違った方向が私の思い違いではないかと当初感じていたが、まだそこまでボケてないようである。