|
諺である。
私が最近、全国津々浦々を回るうちに地方で触れた幾つかの諺であるが、やはり地方に行くと都で使われているのと多少、内容や言い回しが変化するのである。
まず「弘法も筆の誤り」。
これは私の現在の地元、大阪十三では「肛門も筆のいたぶり」と言う形に変わる。
この意味は筆を使ってSMを行う際、通常であれば脇とか、わき腹とか、足の裏とかのくすぐり所を攻めるが、意外と菊の御門が盲点であり、攻めどころとして忘れ去られる傾向があると言う意味から転じて「言われてみたら当然だ」と言う場合に使うようである。
十三は風俗のお膝元、「弘法も筆の誤り」の趣とは全く違ってくるのは流石である。若干「灯台元暗し」とニュアンスは似ているか。
<凡例> 「どうしよう!ミネラルウォーターが切れちゃった。今日は水が飲めない」 「水道水でいいじゃないか」 「確かに。肛門も筆のいたぶりだね」
尚、意外な事に淀川を渡った新地では「睾丸も筆のいたぶり」も同様の意味で使われているのには驚いた。
次に「無い袖は振れない」にとても似ている「無い髪は触れない」。身につまされる諺である。
これは双方、ほとんど同じ意味であるが、「無い髪は触れない」は兵庫県豊岡の方で使われている。但し「無い袖は振れない」よりも「無い髪は触れない」の方が若干、悲壮感が漂う場合に使われているようである。
<凡例> 「私の腎臓返して下さい!!」 「えー?もう移植しちゃったよ。無い髪は触れないね」 「そ、そんな。。。」
最後に「能有るハゲタカはハゲを隠す」と言うのも、天王寺あたりで聞いた。これは人よりも一歩先んじてると言う意味だそうだ。
もともと天王寺動物園で、見物客のカツラをハゲタカが奪って着用した事から始まったそうで、賢くお洒落なハゲタカがいたものである。
<凡例> 「今日はちょっと恥ずかしかったけど、ペニスカップで原宿歩いてみたよ」 「流石、能有るハゲタカはハゲを隠すだね」
|
|