今度は携帯水没  
 

2006-8/14 (Mon)

 
 

PC盗難に続いて今度は携帯水没である。

メーカーの戦略として水に落としたら買い替えさせるため、まず復旧は不可能らしいが、私の携帯もやはりその戦略通りであった。何でも落として画面が消えてても決して騒がず、そのままじっと乾くのを待っていると運が良ければ復旧する場合もあるらしい。しかし、その時の私は残念ながらそのような知識を持ち合わせていなかった。従い、御多分に漏れず拾い上げた後、慌ててキー操作をして致命的な結末を迎えたのは当然である。事情通によるとカシオは大丈夫らしいが。(ホントか?)

これで目出度く先週のPCに続き携帯に存在していた電話番号、メアドはもちろんメール並びにデータも吹っ飛んだのであった。きゃはははは!気持ちイー!

どうも神は「ん〜?どうだこの辺りで一から人生やり直したら?」と言ってる模様。

で、事の顛末はこうだ。

朝快便の機会を逃した私は、腹部のしこりを午前中会社で気にしていたが、仕事が少し落ち着いたので、午前も終わりかけの頃にようやくトイレに行ったのであった。するとトイレの蓋が閉まっているのでいつものように動機が激しくなった。

以前も「ゲダHP」の日記で書いたように、私の場合トイレの蓋が閉まっていると、開けた時、想像を絶する光景が眼前に繰り広げられるのでは無いかと言う不安から、動機が激しくなるのである。

−てんこ盛りの汚物の中から首を振る回虫の類
−痔主が撒き散らしたと思しき、白い便器に飛び散るおびただしい血液
−甘酸っぱい芳香を放つ吐瀉物
−壊れたウォシュレットから止め処なく続く放水
−こちらをうらめしそうに睨む生首
−「コラー!トイレなんか行く暇無いぞ!」とバネ仕掛けの人形のように飛び出る上司の幻覚

ううう、怖いよ〜。

と思いながら、今回も脱糞の恐怖と戦いつつ恐る恐る蓋を開けると、幸いにもそのような光景が繰り広げられる事は無く、まずはホッと胸をなでおろしたのであった。

さて、次の儀式である。やはり便座は着座前に拭いた方が無難である。目検では何も付いていないと思われても、トイレの中でエロ本片手に白濁液を撒き散らしている輩もいるかもしれない。これは目検では判別できない。他の男のそのような物が間違って肛門部に付着したら、これはこれでエイズ感染の可能性がありとっても危険だ。何はともあれ、便座の拭き取りはするに越したことは無い。

一連の儀式を終え、静かに腰を据えると、瞑想の中、事をすませたわけである。

さて、物を確認すると昨今の過酷な労働条件にも関わらず、なかなかデキは良い。それに安心して、満足気に微笑みを浮かべながらレバーを力強くひねったのである。

ん?一体何処で携帯を落としたのか?と疑問に思われるかもしれんが、実は私がもう一つ密室で行う儀式がある。悲劇は正にその儀式中に起こった!

会社のトイレはウォシュレットで、使用すると馬蹄形の便座の上部のところが大体において、肛門部を洗浄した際飛び散った水で濡れているのである。時によっては落し物のカケラが付着している場合だってある。これでは次の人にいかにも失礼では無いかと思うので、必ずそこをトイレットぺーパーで拭くのが、私が個室を出る前の最後の儀式なのである。

おもむろにトイレットペーパーを千切りそして小さくたたむと、前屈みになって濡れた部位を拭こうと思ったその瞬間、何かが便器に溜まった水の中に落ちていった。

「ポッチャ〜ン」

そしてそれはまるでボブスレー競技のソリのように、勢い良く穴の中に吸い込まれて行ったのである。

目は拭くべき便座に行っていたので、それが瞬間的に何かはわからなかったが、即座に「ひょっとして。。。」と思い、ワイシャツの胸のポケットを触ったところ、いつもの物が無い!

そう、携帯電話である。

最初に便座を拭いた時はおそらく屈む角度が緩くセーフであったが、今回はその限界角度を越えてしまったようである。おまけに運の悪い事にいつもなら付けている、携帯落下を防ぐフックがその時ははずれていたようである。(もしくは既に緩くなっていたか)

一瞬、このまま手を突っ込んで取るべきか迷ったが、迷っているうちに携帯はどんどん水が浸透し、致命的な状態となってしまう。ここは躊躇している場合では無い!と思うやいなや、私は袖を捲り上げてグイッと、延べ何百、いや何千何万と言う汚物が通り過ぎて行ったであろう、禁断の穴に手を突っ込んだのである。きゃ〜!

幸いな事に携帯にすぐ手は届き、こびり付いていたであろう汚物の感触を味わうことは無く、それを引き上げる事ができた。しかし、この携帯、今まさに便器の中から引き上げられたのである。そのままその死活を確かめるべく、キーを押し耳に押し当てる勇気は流石に私には無い。

個室トイレの外に人の気配を感じない事を確認してから、個室から出ると何はともあれ、まず携帯と手を洗ったのは言うまでも無い。今思うとこれが致命傷だったかもしれないが、もしそのまま触らないのがベターと言う対処法がわかっていても、トイレの便器に落とした場合、よっぽどじゃないとそのまま放置はできないのでは無いか?

携帯を開けると、既に画面はブラックアウト。電源ボタンを押すと一瞬、表の小窓の方に表示が戻ったが、それも程なくして消えご臨終と相成った模様である。

昼休みにボーダフォンショップに行ったが、店員は初めから諦めて下さいとの雰囲気。トイレに落としたとも知らず(店員のカノジョ、ごめんなさい!)一応それなりの努力はして頂いたようであるが、助かったの外部ミニSDカードのデータのみで、後は復旧不可能と言う結論となってしまったのである。

外部ミニSDカードには若干の写真しか入れてなかったので、結局電話番号、メアド、その他の写真はパー。ああ、あの思い出の写真もだよ。トホホ。

と言う事で、皆さん一度携帯に電話か下記アドレスに電話番号とメアドのメール下さいな。

geda_yamaguchi@star.odn.ne.jp

よろしくお願い致します。