濡れる部屋  
 

2005-2/20 (Sun)

 
 

私の部屋が濡れている。

ここ十三のマンションの私の部屋の話である。常に鉄製のドアは水滴だらけ、窓のガラスはもちろん、サッシには水溜り、心なしか布団も湿っているような気がする。

あんまり変なので先日湿度計を買ってきたら、冬の乾燥している時期だと言うのに湿度80%を越えているでは無いか。こりゃどっか変だ。ちなみに通常快適湿度は40〜65%程度。40%を切ると風邪を引き易くなり、80%を超えると今度は食中毒に要注意となる。

お陰でこの冬は風邪を引かないが、あんまり冬にじめってしているのも何とも気味が悪い。
連日の深夜までの仕事や週末に帰京する事が多く、何故こんなに湿度が高いか原因を調べる暇もなかったが、今日久々に週末大阪にいたので、ちょっと調べて見たらなんとなんと、わかりましたよ。

外から帰ってきて私の部屋に入ると昔からな〜んと無く、風呂場の匂いがしていたのである。でも、部屋に入ってすぐが浴室なのでそのせいだろうと思っていたのだが、今日、よくよく匂いの方向を確かめたら、どうも風呂場では無い。風呂場とは反対側の扉のしまった小さな部屋からその匂いは来ているのに気がついた。

この小部屋、通常は洗濯機を置くスペースであるが、洗濯機は持って来て無いので、今は物置代わりに使っているが、ここのところついぞ開けた事が無かったのである。

で、その禁断の扉を開けたら、なんとモクモクと湯気が出てきた!

そして、置いてあるダンボールやゴルフバックを確かめたら、カビが〜〜〜〜!きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

その湯気の出所を調べると、それは洗濯機のホースを繋げる排水溝から上がって来ていたのである。どうやらマンションの他の部屋の住人が洗濯とかすると、その水気がここから浸入していたようだ。それも今日はきっとお湯を使ったのであろう。だから湯気がモクモクと出ていたのである。

早速、まずはタオルでその排水溝に栓をしたら、やはりあの独特の風呂場臭が消えた。むむむむむー、やっぱりこのせいだったのだ。湿度の高い原因もおそらくこれであろう。

何でも親が土建屋と言う会社の同僚H氏曰く、洗面所でもトイレでも排水溝が所謂Uの字に折れ曲がっているが、あれはあそこに水が溜まることによって、外部からの湿気が逆流しないようになっているのだそうだ。彼が類推するに私が洗濯機を使って無いがため、そのU字型のところに水が溜まらず今回の濡れる部屋の原因となったのは無いかとの事。う〜む、知らなかったー。ちなみに今現在、湿度計は55%を指してようやくまともになったようである。

今度は風邪に気をつけよう。