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結局、香田証生さんは殺されてしまったね。
この事件、本人の軽率な行動が引き起こした事件でも有り、同情論は少なかったはず。そして結局殺されてしまい、「犬死」であったと思う人も多いと思う。実は私もそう思っていた。
ところが、発表された家族のメッセージを見て、彼の死が決して「犬死」では無いと思い知らされた。
「イラクの人たちの１日も早い平和を願っています」
常日頃から思っている事だが、憎しみは憎しみしか引き起こさない。それを止めるためには誰かが、その憎しみを超えて慈しみを表す事であると思っていた。無論、外野が「憎しみでは無く愛を」と言ったところで、当事者では無いがため、所詮それは奇麗事であり、説得力は無い。でも、今回は殺された彼の肉親のメッセージである。その言葉はとても重い。
香田証生さん、決してあなたの死は無駄にはならないと思います。謹んでご冥福をお祈り致します。
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