携帯電話  
 

2004-10/3 (Sun)

 
 

もう携帯は常識だね。

電車に乗ると乗客の半分は携帯で何かやってる。おそらく99年頃だったと思うが、その時米国では携帯はそんなに誰でも持ってると言う代物無く、まして携帯メール機能など無かったので、帰国の際、電車に乗ると乗客が携帯を見ながら一心不乱に何かをやってるのを見て、我が国の国民は何かの新興宗教にでも洗脳されたのかと不気味に思ったものである。

そのもっと前、おそらく90年前半だったと思うが、無論その頃は携帯など庶民がなかなか持てる物では無かった。当時、東横線都立大学の駅の近くの高架の横の暗がりで男が何か独り言を言っている。それを見て「あー、危ない人だ」と察して足早に近くを通り抜けようとしたら、その男は携帯で話していた。ついこないだまでそんな時代であったのにあっと言う間だ。おそらく犬やネコが携帯を持つのも時間の問題であろう。

今でこそ、街中で独り言らしき人を見かけたらそれはほとんど携帯のはず。誰も違和感を感じない。時代が変われば常識も変わるものである。今度、つながってない携帯を耳に当て、大笑いしながら街中を歩いてみようと思う。フラストレーション発散になるかもしれない。

そうそうその醍醐味って、その昔、日本人のいないイタリアレストランで、日本人が聞いたら即退場間違いない話を部下と二人で日本語で話したのと似ているな。そのレストランは結構高級だったので、その下卑た話の内容とのコントラストが何とも痛快だったのを覚えている。

そのロスにいた元部下の井上も、春には二度目の結婚をするらしい。

おっと実名はいけねえな。忘れて忘れて。