隣の住人  
 

2004-9/19 (Sun)

 
 

隣は女性か、男性か?

私の隣の部屋の住人の話である。早くも単身赴任5ヶ月目を迎えたが、未だに隣の住人どころか、ここ7階の住人とは会っていなかったのだが、昨日ついに隣が何者か判明したので早速報告したい。

エレベータでは何人かと会うのだが、男性はいろいろ、女性は若い女性ばかり。しかし、女性はどれも土地柄かケバイのが多く、ちょっと近寄りがたい。思わず「ご商売は?」と聞きたくなる感じである。

隣の住人は気配から女であると思っていた。何故かと言うと男であれば、でかいくしゃみとか、無骨な物音とか立てそうなものであるが、その気配全く無く、これはきっと女であろうと考えることはこの殺伐とした単身生活に、幾ばくかの潤いを与える結果となっていたのである。やはり隣が男か女かでは日々の生活の張りと言うものが、全く異なってくるのは世の男性の常であろう。

それで、昨日。部屋を出たら隣のドアも開いた。休み中の私は不精ヒゲの汚い格好なので、出て来るのが妙齢の女性であったら、どう応対するかと一瞬緊張したところ、何と現れたのはホスト風に背広をバッチし決めた。茶髪の若い男。その髪も単なる茶髪では無く、髪を立たせ先端だけを薄茶に染め抜いた洒落た風情。ホスト風と言うより、ありゃ間違いなくホストだぜ。一瞬「宝塚?」かと思ったが、肩幅からしてやはり男。くー、淡い期待も5ヶ月目に、厳しい現実の前にガラガラと崩れたのであった。

でもその男、妙に礼儀正しく「こんにちは」と向こうから挨拶。ショックで暫し呆然としていた私、慌てて「あ、こ、こ、こんにちは」とぎこちなく社交辞令的な引きつった笑顔で挨拶。やばい、はっきりと失望の色を顔に浮かべたのを見抜かれたか?

ま、たまには若い男でもいい。。。わけねーだろ!つまんねー。