悲劇の自転車ロックチェーン  
 

2004-8/15 (Sun)

 
 

前回「悲劇の足(痛風編)」で痛風なのに、自転車ロックチェーンのカギを無くした事で大変な目に会った事をご紹介したが、悲劇は実はこれだけでは終わらなかったのである。

何とかそのカギを見つけ、翌日から自転車通勤を復活できたわけであるが、正に復活したその日に結局そのロックチェーンを切らねばならない事態になってしまったのである。せっかく昨日死ぬ思いをして前日カギを見つけたのにである。トホホ。

その日も夜遅く勤務を終え、定番となってしまっているやはり私と同様親父の権化、Mr.Hと飲みに行くことになった。それで“ランボルギーニ”と呼んでいる私のママチャリを飲み屋まで運ぼうとして、昨日ようやく見つけたロックチェーンのキーを、鍵穴に差し込んだところ、今度はカギが開かない。

おそらくは、どこか差し込み方が不十分なのか、どうやっても開かないのである。仕方ないのでそのママチャリを置いたまま、酔っ払って帰ってきたのが夜の12時近く。そこで、酔っ払ったまま、再びカギを差し込んでガチャガチャとやっていたのだが、次第にイラついてきて力任せに「エイヤ!」とばかりカギをひねったら、何とカギが千切れてしまった。

暫し、その千切れたカギの柄の部分を持ったまま呆然としていたが、自転車に乗って帰宅できなくなった事を理解すると、慌てて終電間も無い阪急梅田駅へようやく治りかけた痛風の足を引きずりながら、急いだのは言うまでも無い。ちなみに弊社から阪急の梅田駅は歩いて20分ほど掛かる。只でさえ足が不自由なのにたまらんぜよ。

いずれにせよ、昨日ようやくロックチェーンのカギを苦労して見つけ、事無きを得たと思ったら、その翌日はすぐにこの始末。まったく呪われてまんがなー。

次の土曜日、チェーンを切ってくれる十三の自転車屋へ自転車を運ぶため、レンタカーまで借りたが、何と会社の目の前が自転車屋である事に気づき、結局そこで切ってもらった。そう、わざわざレンタカーまで借りるこた無かったわけ。そんで頭にきて、そのまま自転車を積み込んで憂さ晴らしの奈良の大和路をドライブと洒落んだのであった。そのくらいしないと気分は晴れない。

で、奈良は、高松塚古墳とかキトラ古墳とか石舞台とか、それぞれ結構距離が離れているので自転車はなかなか重宝しましたよ。ま、結果それはそれで良かったかと。