年の瀬の災難  
 

2003-12/31 (Wed)

 
 

今年を象徴するような年の瀬である。

まず、有馬記念。先日のジャパンカップでは1−10を買おうと思ったら、私の誕生日が10月1日であることに気付き、買い換えたら見事に万馬券を外すと言う衝撃的な結果の余韻が残ってるわけである。無論今回はそのような事が無い様に慎重に馬券を練ったのは言うまでも無い。

まず、最初に予想したのが3−12。これ、ご存知のように当たりとなった馬券である。しかし、今回も何を思ったか私の妻の誕生日が2月12日であることに気付き、よせば良いのに2−12に買い換える。しかし、やはり前人未到の年間200勝を達成した武豊の乗る3番リンカーンは怖いので、3−12は買わなかったが3の単勝を押さえた。

で、結果はやはり3−12。おまけに3番のリンカーンちゃんは2着と言う顛末で単勝も当たらず。またもテレビの前で悶絶する。私の辞書にはどうやら「学習」と言う文字は無いようだ。わははははー!

ジャパンカップ、有馬記念と続いた単に馬券を外すと言った結果以上の自分のアホさ加減に呆れ、いよいよ競馬もからも足を洗う事にしましたぜよ。やっぱ、昔のテンポイントやオグリキャップのような感動を呼ぶドラマのある馬がいなくて、感情移入出来ない事も要因の一つでもありますな。。。負け惜しみだけど。

そして今日はいよいよ31日、大晦日である。やはり家の大掃除に加担しないのは、家長として肩身が狭い。それで玄関の掃除の担当と相成ったわけであるが、もう満身創痍。

拙宅の玄関の扉は木製で、正面に虎の彫り物が魔除けの如く睨みを利かせているわけであるが、この木がまだ生きているらしく、ヤニが滲み出て手や着物に付いたりして結構往生する。そこで、この木のヤニ取りを行ったわけであるが、ヘラでヤニを擦って殺ぎ落としていた所、左手の人差し指にそのヘラがグサっと。危うく指を殺ぎ落とすところでしたぜ。

治療の後、今度は石畳から玄関の床を掃除しようと思ったら、家にはデッキブラシが無い事に気付く。そこで祖師谷の商店街まで自転車で買いに行った。ほどなくしてそのデッキブラシを手に入れたが、何やらタイヤキが食べたくなったので、その後も商店街をフラフラしていたら、そのデッキブラシの長い柄が自転車の前輪に挟まり、突然のブレーキ状態となり、私はアスファルトの路面に叩きつけられ、したたかに膝と手を打った。

何せこの年の瀬、買い物客でごった返す商店街にいきなりもんどり打って倒れるデッキブラシを抱えた中年。周りの買い物客数人、それも何だか尽くアベックの男の方から「大丈夫ですか?」と声を掛けられたが、駄目ですとは言えない。そのアベックの横の女性にも格好が悪い。そこで私は目一杯の社交辞令的な笑顔を浮かべ、「いや、大丈夫大丈夫。お騒がせしました」と会釈をして再び自転車に飛び乗ったが、いや結構な打撲で痛いこと痛いこと。

それでタイヤキであるが、一軒見つけたがそこは「銀だこ」って言う人気のあるたこ焼き屋で長蛇の列。でもどうしても食べたいので、デッキブラシを抱えて待つ事20分ほど。で、そのタイヤキは私の前のおばちゃんで売り切れた。けけ!

それではよいお年を。