ゴルフ会員権  
 

2003-10/25 (Sat)

 
 

ゴルフの会員権を売った。

あれ?犬の散歩の続編を書くのでは?思った方も多いと思うが、このゴルフ会員権売買の話の方が人が聞いたら面白くまた為になるはず。で、そっちを先にする。

で、会員権を遂に売った。私が持っていたのは「Dカントリー倶楽部」と言う千葉は市原のゴルフ銀座にあるとあるゴルフ場。買ったのは平成1年で正にバブルの絶頂期。時の相場は約一千万。で、それを22万で売ったのだ。わはははははー!

何でそこまで損をして売るかと言うとだな、理由は次の通り。これは同じような目に会い、売却を真剣に考えている方には参考になるはず。

1.現在ゴルフ会員権売買で大損失を喰らうケースが続出しており、それを補填するための税制優遇措置が近く終了してしまう可能性有り
2.既にその親会社の経営が危うく、倒産されるとその会員権は紙切れとなる。また倒産した場合は損金扱いとならずこの税制優遇措置は適応されない
3.米国滞在していたため、日本の税金を払っていなかったが、帰国三年目を迎え所得税も地方税もフルフル払うようになった今年が一番損失補填される還付金が多い。また来年は実績を特にあげてない私の年俸が下がり、納税も少なくなると見越されるため、一番税金を払っている今年がたくさん帰ってくるチャンス!
4.会員権を売買で無くゴルフ場に償還した場合、預託金が帰ってくるがそれを受け取ってしまうと、損失にならず税金還付の対象とならない。従い、預託金を諦めても売買して損失を出した方が結果、お金がたくさん返ってくるのであればそちらを取った方が良い。ちなみに私の場合、預託金は120万。それよりも計算上税金の還付が多いので売却損を出す方を選択した。また現在のゴルフ場の経営状態を考えると預託金返却に応じるのは難しい。私の場合、ゴルフ場に問い合わせたら返却待ちは100人とのことでいつになるかわからないとのこと。また待ってるうち倒産されたら困る

その他、「今、金が無い」とか「気軽にできない日本のゴルフはしんどい」とか「ひょっとして海外再赴任した場合の身辺整理」とかいろいろ理由はあるが、上記の4つが一般的にも通じる理由である。

で、先週売ってしまいましたよー。トホホ。でも今は買う奴がいただけマシらしい。その時、会員権業者二つと価格を競り合わせたけど、私が誤解無い様によく説明しなかったせいもあるが、一つの会員権業者が勇み足をして買ってくれるお客を確保してしまい、そっちを断るのに往生しましたよ。「話が違う!」とその業者に怒られ大変だったけど、やっぱ怒っちゃ営業マンとしてちょっとなー。でも、この件で両天秤てのはよっぽど慎重にやらないと痛い目に合うなと実感。

で、売ってしまったら大損は兎も角ホッとしましたよ。やっぱ何事も身軽な方が気が楽。人とか物とか持ってるとそれだけ苦労も多いってわけだよなー。

ところで、日本のゴルフは「遠い」「高い」で、米国のすぐ出来て安いゴルフライフを体験してしまった私は、会員権も売った事だし、もう日本の朝早く起きて遠くまで行って高い金を払うゴルフから足を洗おうと思って臨んだ今日の弊社のゴルフコンペ。。。そしたら準優勝(46、49=95)してしまい、次回幹事となってしまう私ってとっても運命の神様に翻弄されてるわけ。

仕方無いなあ、も少しやるかなあ。