経験  
 

2003-9/11 (Thu)

 
 

今日はSeptember 11。

そんな中、パレスチナ問題は泥沼化し、北朝鮮問題では問題発言をする都知事なんかがいたりして世の中騒がしい。

何が是か非かってのはわからない。自分の意見を持つのは大事だが、やはり経験していない者が何を言っても、真実の響きは持たないよな。外野は何とでも言える。

最近の若者は意識で作った世界でしか生きていないと言う。例えば、今の世の中、生まれる事とか死ぬって事を隠したがる。これは江戸時代からの傾向らしいが、鎌倉時代なんかは死体なんかがそこかしこに転がって、その現実の悲惨さから逃れようようと仏教が流行ったようである。生とか死はすぐそこにあったのだ。

でも今はバーチャルの世界だから現実味が無い。でも現実の世界では人は切れば血を流すし、人の気持ちを踏みにじれば気まずくもなる。やっぱ、そう言った生身の経験をいくら踏むかが大事であるし、力加減もわかるようになり、、同じ経験をした人の気持ちもわかるのである。

いくら本を読んでもテレビを見て情報を収集しても、それは予備知識にはなるかもしれないが、実際聞くのと見るのとは大違いのはずだ。

養老孟司が言ってたが、最近医学部では解剖をせずにその様子をビデオにとって、後に続く奴に見せれば良いでは無いかとの動きがあるらしいが、これでは何にもならないと言ってった。

やはり実際人を切り刻んで見て、初めてわかる事があるし、言葉では何とも表現できない所があるとの事だ。

わかるなあ。

経験は大事だ。そうだなー、私の場合は禿の話はもちろん、男女とか会社とか家庭の問題にも長けてるぞ。

良いカウンセラーになれると思うのでそろそろ転職でもするかな。