雨の確率  
 

2003-6/26 (Thu)

 
 

梅雨である。

今日は出掛けに傘を持っていくかどうか迷った。空は鉛色ではあるが、雲はさほど厚く感じられない。迷ったなら持って行けば良いではないかと思うかもしれないが、私の場合カバンが異常に重たいのである。そう、いつもどんな場合にも対応できるようにカバンの中は、PCは勿論、飲料水、書物、各種資料、それに歌詞カードや猫の餌なんてのも入っている。従い、その重たいカバンの他に何かを手に持つのはなるべく避けたいのである。また、私の場合アルツが酷く、カバン以外に何かを持たせるとそれをそのままどこかに置いてきてしまう確率は100%近い。

そこで、携帯iモードで雨の確率を調べると、午前中は30%、午後が50%、夜が20%。ま、この確率なら持たないで良いかと。また幸い、雨の確率の高い午後はオフィイスにいるから、取りあえず午前中だけ降られなければいいのだなと思い、手に傘を持って出掛けるのを止めたのである。その時、折りたたみ傘がこの重いカバンに入っているから、降られた時はそれを使えば良いなと思って、会社へ向かったのであるが、勿論このアルツの私、しっかりと折りたたみは家に忘れていた。

で、今日は久々に早く帰ろうと、オフィイスを出ようとしたら横のオヤジから酒を誘われた。聞くと飲む面子は私の今後の仕事に関係するかもしれない重要なお客様。それで結局飲みに行ったが、その道中も雨に降られる事も無く、今日は傘を持たずに全く正解だったと思い、道すがら大笑いしたのである。

ところがである。世の中そう甘くは無い。飲み会を終えて外に出ると土砂降り。そこでカバンを開けて折りたたみを探したが無い!しかし、この手のアルツ関連の出来事には私はもう既に嘆きもしない。

仕方ないので、約100メートルの距離を豪雨の中、走り抜けたが駅に着くともうビショビショ。ひえー、やっぱ傘を持ってけば良かったと嘆くが後の祭り。水も滴る良い男になって地下鉄に乗り込んだのである。うー、背広が重い。

そして、今度は降りる駅に着いたが小降りにはなったものの、まだ雨は降り続いている。ここでコンビ二に入って傘を買うのも癪にさわるので、そのまま濡れながら帰ったのでる。

しかしながら、途中ほとんど雨が上がり、結局傘は不要となった。従い、コンビ二で傘を買わなかったのは取りあえず正解かと思うわけであります。でもこんな思いをするなら、やっぱ出掛けに折りたたみの確認は必須だ。

フェックショオオンン!