今時の若者  
 

2003-4/24 (Thu)

 
 

と言うセミナーを受けてきた。

何でも最近の若者が無気力、無感心なのは少子化に問題があると。要は少子化によって兄弟がいなくなって、ほどよくコミュニケーションする機会が失われる事によって、このようなコミュニケーション能力が欠如する若者が発生するに至ったのだと。また、母親の溺愛も通常のコミュニケーションでは無く、この原因となっているらしい。

それに加えて、学校でキチンと子供を教育する事ができなくなったと言うのも、この理由の一つだそうだ。高度成長時代は企業に就職する方が、教師になるより給料が良いため、出来の良い奴はみんな企業に行ったそうだ。そのため教師の質が落ちてしまった事を、理由に上げていた。要するにこの高度成長も、斯様な若者を排出する遠因となっていると言うわけだ。

従い、最近では教師の質を上げるため、民間から教師を招くケースがあると言う。後は当然、PCとか携帯の発達で、生身の付き合いが希薄となった事も充分その理由となるはず。文明の発達も如何なものか。

今日日、会社の席で電話なんかしてると、回りがメール文化のせいかあまりに静かなので、仕事の電話なのに何か悪い事しているようでいたたまれなくなって小声になってしまう。おっかしいよねー。

しかし、少子化の傾向を避けようにも、このデフレスパイラルで賃金は上がらず、ますます子供を作る余裕なんて無くなるし、また日本の住宅事情ではスペース的にも無理と言うもの。

どっかの本に書いてあったが、最近の若い親自体もいわゆるニューエイジなので、子育てが良くわかっていない。従い、子供は力加減のわかっているおじーちゃん、おばーちゃんに預けて、夫婦は働きに出掛けると言う方が、女性の社会復帰を励行し良いのだそうだ。

要は、女性が社会に出る事によって、コミュニケーションスキルを磨く事ができ、それが子供べったりの母親像を崩すことになるのでバランス的にも良いのだと。また、最近の長寿でじっちゃん、ばっちゃんもまだまだ若く元気なので、暇つぶしにもちょうど良いらしい。

何人も子供が持てるくらい裕福になってみたいなあ。