話合い  
 

2003-3/19 (Wed)

 
 

ちょっとご無沙汰してしまった。

ついにまた第二回湾岸戦争の秒読みである。アメリカ、イラクどちらが正しいかは兎も角、それぞれ自分が正義であると主張して一歩も譲らないわけであるからどうしようも無いか。元々だから武力行使になるのだが。要するに相手の立場を理解しない。この姿勢が全くを以って話にならない。一度、フセインとブッシュが同じ席について話合えば良いのだ。合わないと思っていた人間同士が、お互いを知り、お互いの立場を理解する事によって、また新たな関係が築けるはずだし、嫌いだからと言って避け合ってお互いを理解しないのでいるのって、子供と一緒だよな。

やはりですね、お互いとことん話し合う事によって、時には自分にも非がある事にも気づいたり、単なる誤解だったり、延いては実は尊敬できる程の相手の奥の深さがわかったりする。それが人と人との関係だし、人生を生きる上でとっても意味のある事でしょ?違うブッシュさん。ちょっと今回一方的じゃない?

無論、戦争と言う手段が結果双方を不幸に陥れるのは間違い無いのだから、これは論議を待たず止めるべきだと思う。背景には石油確保の話だとか軍需産業活性化による経済の復興だとかがあるらしいが、一時的にそれが成し得たとしても、長い目で見れば結局はテロによる復讐を懸念したりして、安心して暮らせる環境とはならず、お互いの疑心暗鬼だけが残り実に不毛であるな。

そう言えばタマちゃんを見守る会だとか想う会だとかの争い。あれなんかも一方的な主張を双方繰り返すだけで、歩み寄る姿勢が見られないよね。また想う会が誰にも相談せずにいきなり捕獲作戦を行うなんて、あれじゃ真珠湾奇襲攻撃だよね。一言相談とか断りがなきゃ、やってる事がいくら正しくても賛同は得られませんぜ。

人は皆自分が正しいと思ってる事には盲目的だけど、ちょっと話し合いをする姿勢さえあれば、意外と簡単に間違いや違うものの見方に気付いてりして、世の中の事が結構簡単に解決する事も多いと思うがな。