真実  
 

2003-3/10 (Mon)

 
 

歴史的事実ってのはどこまで信憑性があるかわからない。

語り継がれて記されて来た所謂歴史的事実も実際どうであったかは検証できない事も多いわけだし、また偉人と言われる人だって、本人はそんなつもりでは言ったのでは無かったのに、何だか祭り上げられてしまったケースもままあるに違いない。その逆に歴史的にとんでも無い極悪人とされている人が意外といい人であったなんてケースもあるのでは無いかと思う。

特にその昔の宗教家が語ったとされるありがたい言葉は、果たして本当にその人が言ったのか、言ったとしても真意が何処まで伝わっているのか、甚だ疑問である。

だけど、思うにその歴史的事実とかありがたい言葉とかが、実際にあった事かどうかはどうでも良い事では無いかと。要するに例え事実でなくても、ウソであってもその人がその事実や言葉によって感銘を受けたのならそれはそれで良い事だと思う。

その昔、Diaryにも書いたが(2002/04/28「奇跡の詩人」)要するにウソかどうかはどうでも良い事で、自分がその事を信じられる事かどうかが重要だと思う今日この頃です。

悪意を持ってついたウソが結果、その人を勇気付けたり、良かれと思って本当の事を言ったら逆に人を疑心暗鬼にさせたりする。

結局は自分が信じた事を真実と思えれば良いかと。