熱い正月  
 

2003-1/4 (Sat)

 
 

いやー、今年はどうやら私は熱いようだ。

その前にまずは明けましておめでとうである。今年も宜しくである。さて、何故今年は熱いかと言うと、実は年末から40度近い熱に苛まれていたのである。

世間同様、今年は28日から長い長い正月休みに入ったわけだが、まず28日は、親睦ゴルフであった。客人は二人で、一人は私の元上司で在られた無く子も黙る強面、褐色のガルーダMr.T。もう一人ははるばるスロベニアから昨年3回も一時帰国をし、その帰国がいまや全く有り難く無くなってる、私の元部下スーパーオヤジMr.Hであった。私の結果はいつものよう(62,64)であったが、この重鎮お二人とのお勤めを無事終えた安堵感からか、その次の日から9度からの発熱状態となったのである。

ゴルフの時から既に風邪気味ではあったが、ちょっとの風邪くらいならサウナに入れば治ると言う誰かの言葉を思い出し、29日の夕方サウナに行ったがどうもこれが裏目に出た感じでもある。サウナから出た後、外が木枯らしで異常に寒く、帰宅時には既に悪寒が止まらない状態で、体温を測ったらこの時8度くらい。その後あれよあれよと言う間に夜中には9度を超えてしまったのである。

と言うわけで30日は一日伏せってたわけであるが、解熱剤が全く効かない。強力な座薬に変えても駄目である。昼過ぎには9度7分を記録する始末。喉が痛く洟も咳も出るので風邪のようであるが、腰が痛くて起き上がるのも一苦労の状態。結局その日一日は9度以上を続け、ようやく熱が下がり始めたのは翌31日の明け方くらいから。

で、よせば良いのにちょっと良くなると何かしたくなる悲しい性。31日の午後は体温を測っても平熱だし、一時は5度何てのもあった。全く極端な体である。それで31日は夕方から出掛けたりしたのである。

新年明けて一日は朝から平熱だったのと、子供が親戚へのお年玉収集回りを強く主張するものだから、新年の挨拶回りに出掛けてしまった。そこで酒など飲んだものだから、その夜妻の実家で熱を測ると再び7度を越している。こりゃまだちゃんと治って無かったかと、あわてて9時頃帰宅すると、今度は手足の先が凍るように冷たい。床に入っても余りの冷たさに眠れない。そこで仕方なく手袋と靴下に毛糸の帽子を着けて眠る。しかし「冷え症」の辛さをひょんなことから思い知る、あれはあれで本当に辛いね。

一旦眠りに落ちたようだが、夜中に体が燃える様に熱く感じ、目を覚ます。そこで熱を測ると何と9度9分!げげげげげげー!また9度の熱かい!しかし今回は前回の9度と違い、妙に気分がハイ。腰も痛くなくて体もだるくないし、起きるのも何とも無い、ただ単に体が燃えるように熱い。火でも吐けそう。今回もまた全く解熱剤が効かない。

結局、2日も丸一日、9度の熱の状態で寝込んでいたのである。病院を探して行けば良いのだろうが、引っ越したばかりで情報無く、また三が日と言う事もあり、ひたすら寝まくる。

3日になり、7度台まで落ちてくるが流石に9度台の熱を長時間続けただけあって、もう7度は平熱気分。午後には平熱に落ちたので、よせば良いのにまた出掛けたりして、夕方帰って来たらまた7度5分。流石に三度目の9度が来たら怖いので、三が日でもやってる医者を調べて尋ねていく。

受付にどうしましたと聞かれたので9度の熱が続いてましてと答える。実際はその時9度は無かったが、その方が急患らしく説得力もあろうと細かい説明は避けたのである。また9度になったら怖いのでと言う説明はし難い。そしたら看護婦から体温計を渡されたので計ると、こういう時に限って平熱の6度7分になってる。「あなた本当に急患?」と言うような眼差しの看護婦に納得して頂くために、今まで経緯をすべて話し納得して頂く。

医者に掛かると、年末の9度は腰が痛い事からウイルス性のインフルエンザ。年始の9度は細菌感染による風邪であろうと診断。なんでもインフルエンザの方は掛かってから48時間以内に飲むと効果がある特効薬があるそうだが、もう遅いよねとのご返事。また今の風邪もおそらくこれ以上は悪くなるまいとの事。しかし何度も40度近い熱を出してよく医者に掛からずいましたねと言われたが、どうやら世間の人に比べ私は熱には強いらしい。そして取り合えず抗生物質を頂いて病院を後にしたのである。

4日には会社の上司とのゴルフが予定されてたが無論キャンセル。週間予報では雨であった天気であるが蓋を開けてみると雲ひとつ無い快晴。絶好のゴルフ日和。流石に私がキャンセルすると違う。わはは!

4日も朝はまだ7度5分あったが、こうしてこの熱い正月休みを執筆している今は6度と平熱を保っている。洟と咳はまだ良くならないが、もういい加減に治って欲しい。

それにしても有給があと2日しかないこの私。この年末年始の長期休暇を待っていたかのように存分に体調を崩すとは、既にサラリーマンの権化のような体になっているのかもしれない。

いずれにせよ、今年の私は熱そうだ。