ツキの無い日  
 

2002-12/21 (Sat)

 
 

昨日は希に見るツキの無い日であったのでご報告しておこう。

皆様も「今日はやる事成す事裏目に出る日だ」と言うような経験をお持ちであろうが、結構今回の私のは凄かったぞ。

昨日は勤務時間中は可もなし不可も無しであったが、前のバンドメンバー、炎のギタリスト、ジョニーKのデビューライブを見に行ってからおかしくなった。

彼のバンドである「HEALLOWS」であるが、サウンドはパンクと言うかハードロックと言うか、兎に角ジョニーK率いる、齢20台の男5人がその若さに任せて力一杯の大音量で、暴れまくるのである。ただ、ジョニーKのマークボランのようなメークアップと比べ、他のメンバーがラーメン屋のニーちゃん風であったり、体育会系の学生風であったりで、サウンドは兎も角、統一性が皆無であったのはとっても面白くあったが、あまりにもアンバランスでまずこの辺りが課題かと思うよ。

で、そのライブ、最後はその大音量に魅せられたか半分トランス状態となった「踊り女」数人が現れ、他の客にブチ当たるのも省みず、客席狭しとさながらコマの如く回転しながら踊りまくりのは、新たな文化を見るようで感動したと同時に身の危険を感じ、このおじさん、壁の方へ逃げたのは言うまでも無い。あれは完全に人間凶器だ。怖いよー。

そしてライブも成功裏に終わり、一緒に見に来ていた今のバンド「MAFF」のドラマー、ブンとライブハウスを後にしたのであった。しかしどうも、ここからツキが落ち始めたのである。やはり魂のバンド「HEALLOWS」の爆音が私からツキを奪ったのであろうか?

このまま帰るのも淋しいので、ちょっと軽く飲むかって話しになった。そこで、近場の飲み屋に行ったら満杯。仕方なく次の飲み屋を探しに行ったが適当なのが見つからず、新宿高島屋の12階のレストラン街ならば、流石に見つかるであろうと行ったら、見つかるどころかどの店の前も人待ちの行列。そう言えば今日はクリスマス前の3連休の金曜。致し方無いのかもしれないが、ここまで凄いとは思わなかった。

それでブンと私は顔を見合わせ、溜息をついて「帰るか」

一階に下りて行くとそこはアクセサリー売り場。そうそう私の財布が壊れたのでちょうどいいやと見ようとしたが、時間的にまだ早いので地元町田で探そうとブンと別れ、新宿を後にしたのであった。

結構、早いからロマンスカーに乗れるかと思ったら満席。でもこのくらいでは既にツキが落ちていると言う事にまだ気が付かなかった。

それで町田に着いて、駅前の百貨店に入ろうとしたら店員より「閉店です」と告げられる。確めるとちょうど閉店その時刻。仕方ないので次の百貨店に行ったらそこもまたちょうど閉店時刻。また歩を伸ばし、次の専門店の集まるお店にいったら女性物ばかりで駄目。その先に行こうとしたが、昨今の家の売買関連資料や諸々でカバンが異様に重く、またに駅から遠ざかると駅まで妻が迎えに来る手筈になっており、選んでる時間を考えると、時間が無いので諦めて駅に戻った。

駅に戻ったが、約束の時間になっても今度はいつまで経っても迎えが来ない。確めようと携帯を取り電話番号を回し発信しようとするとちょうどバッテリー切れ。仕方ないので、また結構歩いて、公衆電話まで行くと私の持ってるテレフォンカードが使える電話機だけが、一杯で駄目。空いているのICカード用ばかり。仕方ないので重いカバンを下げて再び歩道橋を登り、次の公衆電話設置場所まで行ってようやく電話を掛ける。

すると妻は全く待ち合わせ場所を勘違い。しかも今私がいる所までは車が渋滞で私から歩いて来いとのご指示。仕方なく徒歩5分程かかる場所まで歩くかと歩道橋を上り始めると、重いカバンを抱えているせいで、ギクって感じで腰痛の再発。ウウと唸りながらも歩いていくと、拾った週刊誌を売ってるニーちゃん。そうそう、ここで読みたかった週刊誌をと思ったら、私の欲しい奴だけ無い。もう一軒も同様。

ああ、今日は全くツキが落ちたなと思いながら、ようやく、車の所に来ると息子が同乗していた。そしたらその息子、ヨドバシカメラで買い物をしたいとの事。仕方無いので、付き合うと既にまたまた閉店時刻直前。そこで二人揃って店内に掛け込むもどういうわけか、階を間違え右往左往。原因は確かに3階を押したはずなのに、エレベータが2階で止まり、誰も乗ってこないし、エレベータにも二人しか乗っていなかったので、てっきり3階だと思って下りてしまったせい。これも不思議だ。

それでもあせりながらも何とか用を終えたわけであるが、なんだか直感的にこのツキの無さでは最後に何かあるなと思ったら、家に帰ったら極め付きなのが来たぞ。

溜めていたJALのマイレージ約2万マイルが今年の12月末で期限切れとなるので、それをクーポン券に変えて置こうと、3万マイル交換したのが1週間ほど前。これ実に4万5千円分のクーポン券。帰ったらそのクーポン券が、卓袱台の上にあるのを確めて風呂に入って出てきたら無くなっている。

食事なので卓袱台を片付けたらしいので、どこかに誰かが置いたのかと思ったら、誰も知らないとの事。そんなはずはなかろうとここかしこを「よんまんごぜんえんんんー!見つけたら一割!」ってことで家族一同犬まで入って探したが、本当に神隠しにあったように忽然と消えている。

当然、どこかに紛れていると言う風に考えるのが普通であるが、こういう場合本当に消えてしまったのでは無いかと言う事件は信じてくれないだろうが、私には結構ある。特にツキが落ちた場合は立て続けにそういう事が起きるのである。しかし逆にツいてくると止まらなくなる傾向もある事もある。

ま、しかしこのアルツの私。どっかに持っていったなんて勘違いもあるかもしれないが、今回はそういう可能性も無い。。。と思う。

いずれにせよ、現在引越し作業の真っ只中。その作業中に出てくるのを祈るばかりである。