老い迫る  
 

2002-12/16 (Mon)

 
 

先だっての土曜の朝、我家の愛犬、柴犬コロと散歩をした。そのコロがいつにも増して野太いモノをひるのを見てはたと考えてしまった。

「果たして今朝私はしたか?」

私の場合、必ず朝にもよおす事になっている。しかし時折時間が無く差し迫って無い時は必ずしも出掛けにするわけでは無い。しかしながら、しないで電車に乗ってたりすると、まだ排出して無い違和感は相当なものであまり気持ちの良い物では無い。従い、してない場合は自分ではっきりとわかるのだ。

しかし、この朝は実に奇妙であった。正に排出後の爽快感があるのだ。でも全く記憶が無い。確か時間になると必ず枕もとでデモンストレーションを行うコロに促されて、起きて即、散歩に出た気がする。

「ありー?やっぱしたのかなあ」

と思いつつ、ほんの少し前の記憶が無い自分に情けない思いをした朝であった。

「ばあさん。飯はまだかね?」
「さっき食べたでしょ」

このようなやりとりは人事かと思っていたが、いよいよその兆候はそこまで来ている。

そう言えば、日曜もバンドの練習の後、メンバーと夕食を食べたが、その中の高校の同期と私は、ほの暗いレストランの中ではメニューを遠ざけないと字が見えない状態であった。

老眼って言葉も自分には関係ないとちょっと前までは思っていたのに、確実に老いは迫っているぞ。

やっぱやだなあ。