お漏らし  
 

2002-10/16 (Wed)

 
 

漏らしてしまった。

何だかしらないが、おとといの夜から、間違い無く私の人生始まって以来と言う程の激しいお下りに苛まれている。まるでお小水と見紛うような状態が間断無く続く状態で、驚く事に何とこの三日間で体重が4キロも減った!(68キロ−>64キロ)

実は成人病の権化のような体なので、体重65キロを切ることを目標としていた。2ヶ月程前に一回切ったのであるが、それに安心したせいか最近はていたらくで元の最高体重(72キロ)に戻りつつあった。従い、今度の出来事はこれはこれで喜ばしい限りだが、生命の危険すら伴う実に強引且つ危ない方法であるのでお勧めしない。しかし今更ながら人間の体の8割が水であると言うのは本当である。

そしてここからが本題であるが、実は漏らしてしまったのである。

昨日二階で寝ていたが催したので、一階のトイレに行くと使用中で、待っていると吐き気催し、「ウッ!」とした瞬間にパンツが重たくなったのである。既に衰弱した体は急な衝撃に耐えられなかったようである。やはり一家に二つトイレは欲しい。ちなみに新居にはちゃんと二つ用意したので安心ではある。

実は漏らした事は、幼い頃にもあるにはあったが、当時は病気と言うより単に幼いが故に、内部からの無分別な圧力に、まだ未発達の肛門括約筋が耐えられなかっただけであった。そう言えばあの時もトイレが家には二つ無かったがための悲劇であった。汚物にまみれながら「お兄ちゃんが出てこないせいだ!」と、兄に責任を転嫁することで精一杯人間としての尊厳を幼いながらも守ろうとしていたのを思い出す。

また、ここだけの話であるが成人してからもこの他に一度あるのだ。それもつい一年半ほど前の事である。

アメリカ駐在時、5年の任期を終え送別会が相次いだ2001年の春の事である。各商社の面々に送別会を開いてもらったが、そこでテキーラの一気飲みを行った。小さいグラスとは言え、アルコール度40度の酒である。確か7杯程一気飲みした気がするがこれで平気なわけが無い。しかしながら、その時は朝の2時頃まで飲んでいたが、痛飲したにも関わらず結構平気で家路に着いた。

朝もいつも通り7時に起きたが何とも無い。私の場合飲んでいる時は、さほど態度や体調に変化は無い。もともといつも酔っぱらっているみたいなせいかもしれない。体調に変化を来たすのは大体一眠りした後である。起きてもいつもの朝よりさわやかな位である。「おお、私も酒に強くなったものだ」とか感心して会社に行ったのであるが、どうやらその時はまだ酔っぱらっていたせいで、特に体調に変化が無かっただけの事であった模様である。

その日は朝から後任者と引継ぎのため打合わせを行っていた。初めは快調であったが、10時を過ぎる辺りから気分が悪くなってきた。そしてその体調の悪化は加速度的に強まり、会議中何度か中座し、そしてついに、何かの拍子に漏らしてしまったのである。

ふふふ、堤よ、気がつかなかったろうが、私はその時秘密裏に重大時に直面していたのである。浜部よ。あなたの気持ちが良くわかった。今度一緒に「黄金のセレナーデPART3」をデュエットしよう。

その日の夜も送別会であったが、それをキャンセルし、そのまま午前中に帰宅して臥せってしまった。そのキャンセルを会社で宣言して帰ろうとした時、同期の西山が「おいおいおい、何考えてんだ!」と息も絶え絶えによろめく私の背後から、罵声を浴びせたのであった。オニだ。またSAPやらせてやる。

しかしながら成人して漏らすのは何も私だけでは無い。あの「絶倫隊」のジーザス石川も大学時代それを経験している。詳しくは今度MUSICページに「あのパンツは何処へいった」を載せるのでお待ち願いたい。

話は戻るが、昨日、一度は家を出たが、電車を待っている間も何かに寄りかからなくてはならないほどで、座りたいので道中各駅停車を利用したが、立つ時は立ちくらみ、また、如何なる場合にも対応できるように様々なモノが入っている私のカバンは、この状態では凶器と化した。何せ、何も持たないで手を上げるだけで辛いのである。結局新宿で力尽き帰宅してしまった

さて、こうして書いている最中も、少し食欲も出てきて良くはなってきている気配を感じるが、お下りは止まらない。しかしながら頻度は減ってきたので回復の兆しかもしれない。原因は何かと考えたが、いろいろと思い当たる所はある。

まず、これは食中毒の類では無いと思う。と言うのは同じ物を食べた家族、親族にその気配は無い。先週は風邪っぽかったが風邪でここまで激しいお下りとなるのか疑問である。また熱は平熱なのも不自然である。そこで気になるのが過度の運動による疲労では無いかと思う。

実は先週の金曜日は飲み会の後、この間まで単身赴任していた高島平から自転車で目黒の実家まで酔っ払いながら帰ってきた。自転車だけは高島平郵便局に私書箱を置いていた関係上、手紙を取りにいくのに便利なので、あっちに置いたままにしておいたのであるが、この10月から飯田橋に勤務先が変わったので、それを機にこの自転車帰宅を敢行したのである。

そして次の日は、やはり単身赴任を止めた結果、ほとんど使わなくなった軽自動車が止めてある中央林間の土地へ、いつものように町田駅からは帰宅せず、その車で帰ろうと思い立ったのである。夜間ならば自宅近辺の路上駐車も大丈夫と思ったのである。酔っぱらっていて歩くのが面倒だったせいもあるが。。。しかし、中央林間の駅に降り立った瞬間やはり酔っ払い運転はいけないと思ったか、徒歩で帰宅しようとそのまま歩いて帰ったのである。一時間は歩いたな。

で、日曜日は娘の運動会であったが、この娘の学校と言うのが、校門をくぐってから運動会会場まで山道を往復40分ほど歩かねばならない。娘の出る競技が午前と午後に別れており、4時間ほど間が空いていたので、その間また町田まで戻り、スポーツ
ジムに行って一通り汗を流した。そしてその夜は母の誕生会でまたまた飲んだのである。

要するに毎日飲んで運動してたのである。

しかし、やはりこの前代未聞のお下りを招いたのは、売れなくて困っていた中央林間の土地がその次の日に、一年半ぶりに買い手が付いたせいでなかろうか。あまり気にはしてなかったつもりであるが、買い手の方と商談を済ませ、契約書を取り交わしたのがおとといの夜8時過ぎ。そこから帰宅してからこの状態が始まったのである。体は正直なのかもしれない。

さて、ここまできたら目標63キロだ。大丈夫かな?