ついに  
 

2002-10/1 (Tue)

 
 

う〜、ついに四捨五入でXX歳になってしまった。

考えてみるに早いね。ここまであっと言う間だったな。要するに不惑の歳と言うことだが、最近惑う事惑う事。ひょっとしたら若い時より酷いかもしれない。でも若い時、って言うよりここ最近何が違ってきたかと言うと、惑っても結果、あるがままに受け止めるようになったって事かな。昔より明らかに拘らなくなってる。執着心もあまり無いな。

家族に何か欲しい物があるかと聞かれたので考えたが特に無かったな。あるとすれば物資面ではなく精神面か。例えば共感できる人とか。

何をしてるのが楽しいかと言うと、やっぱ創作活動か。なんかこれをしてると神様が喜んでいる気がしてね。しかし不思議と曲にしても絵にしても作った後は自分が作ったと言う気がしない。人に作らされていると言うか。自分の作品で無い気がする。

映画アマデウスの中で、モーツアルトは既に曲が頭の中に完璧にできていて、後はそれを書き出すだけで、その「頭の中で出来ている」ってところが天才の天才たる所以だとのことだ。一方、相棒のサリエリはいつもピアノを使って音を出しながら譜面を書いていたので凡庸と言う事だ。

実は私も曲は頭の中に既にある。と言う事は私も実は天才の部類かもしれない。いやー、この歳になるまで気がつかなかったよ。だとしたら、なんでまだ斯様な日記を書いているのだ?明日も会社に行くのか?本来ならば、今日坂本龍一のお父さんが亡くなったらしいが、当然葬儀に列席するような立場にあっても良いのでは?

サリエリも「何で神は私では無くモーツアルトを選んだのだ?」って嘆いていたが、わからないでも無い。

でも、ま、僕にしか出来ないことがあるわけだからいいか。さて、あと何ができるやら。