US Mail  
 

2002-8/15 (Thu)

 
 

米国に駐在した直後、テレビのCMを見ていて驚いたことがある。

それはアメリカの郵便局「US MAIL」の宣伝である。CMの中で堂々と「私どもUS MAILは95%の配給率を誇っています」と来た。

???。おいおいおい100%は不可能としても、20通送ったら1通はどうにかなっちゃうわけ?それってこの几帳面な日本人には刺激的な数字では無いかい?そんな事堂々と誇って良いのでしょうか?

私も実はそのいい加減さに呆れた事がある。会社が入っていたビルの一階はPOST OFFICEだった。私は良く国際郵便を出す時にここを利用させてもらった。

ある時、窓口でフランス向けの手紙を出した。そしたらかれこれ2週間程経って、その手紙が私の所に戻ってきたのである。曰く「宛先がわかりません」。

良く見たら、手紙の上に、受け付けた時にシールが貼られるが、それがなんと肝心な住所の「FRANCE」って文字の上に貼られている。これじゃあ届かんぜよ。おまけに何でそれがわかるのに2週間も費やすのか?その後、もう一度送ったら先方にちゃんと届いたからには、どこかをさ迷ってわけではなさそうである。と言う事は2週間も私のオフィイスの一階で眠ってた可能性がある。

また別の番組でUS MAILの現状を紹介していたが、郵便物が仕分けされる機械の隙間にいくつか郵便物が挟まっていて、レポーターがそれを取り上げ「一体、この郵便はどうなってしまうのでしょうか?」と言っていた。

そう、米国では郵便は必ず届くと思ったら大間違いですぞ。