受難の日  
 

2002-7/13 (Sat)

 
 

どうも運命の神様に翻弄されているようだ。

先週まで暇で暇で、いよいよ今後の身の振り方を考えようと思った矢先、いきなり仕事が土石流のように降ってきた。で、今週は深夜残業の連続。徹夜まであった。無論、今日も出勤。そういう時に限って、新たなビジネスの話や、家のローンの話や、人の相談や、数々のトラブルに一気に巻き込まれる。Diaryがお休みだったのもそのせい。ちなみにローンが始まるので、株やドルを現金化しようと思ったら、この株安に円高。もう笑うしかない。

具体的にどう言う事が起こるかと言うと、昨日の一日を説明するとよくわかる。スイッチがオンになると、これでもかこれでもかとばかり激しい目に会うと言う典型的な日であった。

まず、前夜は徹夜。その体を押して地鎮祭。道が込んでて遅刻。大顰蹙。取り合えずは地鎮祭を無事終え、移動の車の中でゆっくり休もうと思ったら、会社からトラブルの電話。そのフォローのため泣く泣く即会社へ。しかし、尽く行ってしまう電車。またまた予定時間を過ぎる。会社に着いてメールを開くと、いつもは有り得ないその他トラブルのメールの数々。徹夜の理由にもなった客先へのプレゼンテーションに出かける時間が迫っていたので、慌てて返事を書くと同時に、同時並行で重要書類のプリント出力したら、プリンタースタック。こういう時に限って相談に来る面々。時間が無いので、そのスタックした重要書類の廃棄を秘密工作員に頼み、脱兎の如く会社を出る。

外は猛暑で汗ベトベト。録音機材とか妖しげな本とかが満載され、只でさえ重いカバンに加え、客先へ提出する資料20部を手に持つ。ますます光る額。またまたタイミングの悪い電車。乗り継ぎは100%行ってしまう電車。それを呆然と見送る。極めつけは、泉岳寺の駅。客先が高輪台なので、あと駅一つと言うところで、来るのは目的の都営浅草線では無く尽く京浜急行。待つことしばし。やっと着くが無論遅刻。同僚大迷惑。客先への信用失墜。

プレゼンはまあまあ。疲れたのでそのまま一息付こうと思ったらまたまた会社から電話。電話を受けたのがまさにトイレに入っている時。絶妙のタイミング。放尿をしくじりズボンを濡らす。結局帰社せねばならず、再び会社へ。その夜は最重要客先と巣鴨で飲み会。本音寝てないので帰りたいが仕方無い。少し会合に遅れる旨を電話したが、結局会社でのフォローが長引き、2時間の大遅刻。やっと飲み屋に着く。怒るのを通り越して呆れるお客。叩頭はもちろん五体倒地の技で詫びる。額擦りむく。

その後一時間程度飲む。しかし痛風がまだ痛いので嗜む程度。やっとお開きになり解放されると思ったら、イケイケ上司から電話で、2次会に乱入するとのこと。無論断りきれずカラオケへ。半ば気絶しつつも、上司と客に対して精一杯のフォロー。サラリーマン辛い。

午前1時を過ぎようやく散会。タクシー券をもらいラッキーと思うが、まだ山手線が動いているのに気付き、目黒まで出て深夜バスで帰り、タクシー券を浮かす事を思いつく。せこい。しかし乗った電車は池袋止まり。次の電車を10分ほど待つが、その間ここかしこでゲロ吐く奴。見たくねえよ。乗り継ぎ目黒へ。深夜バス停に行くと既に終了。バス停で大笑い。気味悪がる周りの人々。タクシーは長蛇の列。ここでタクシー券を使うのは元の木阿弥。使ったら巣鴨で使わなかった苦労が報われない。ここは意地で目黒から実家の碑文谷約4キロの道を歩く事を決心。

痛風の足を半ば引きずりながら歩く。途中何度かコンビ二に寄り、電車広告で見た私のタイプが載っている週刊誌を探すが尽く売り切れ。息も絶え絶えに実家に着く。そのまま気絶。

起きると眼前に猫の肛門。完璧だ。