増毛手術  
 

2002-6/22 (Sat)

 
 

どうしても確実に髪の毛を復活させたい場合はいよいよイチかバチかの外科的措置である。

まず植毛。要するに人口毛を皮膚に植え付けていくわけであるが、これもいきなり相応の数を植え付けるのには、時間がかかるのでその間雲隠れする必要がある。従い、普通のサラリーマンには難しい。

実際、米国時代これをやっていると思われる米国人に通勤時幾度となく出会ったが、疎林地帯である間は極めて不自然で、ものの哀れを感じざるを得ない。そしてどうやら最終的には予算が尽きたか、皮膚に無理がたたって抜け落ちたのかわからないが、中途半端な結果に終っていたのも心が痛んだ。要するにやるなら徹底的にやらないと意味が無い。

次に手術。これは毛の生えている後頭部の皮膚をはがし、無理矢理前頭部まで持ってくるという恐ろしい方法である。従い、自毛で復活するのであるが、何とも痛々しい。

実はこれを実際にやった方を知っている。本人の名誉のために敢えて名前は明かさないが、元M社で、今は退職されたが当時、私がハゲ山と言われ彼はサル山と言われていた人である。出で立ちも振舞いもヤクザそのもので、M社の中でも相当有名人であった。最近音沙汰無いが、何だか今はフィリピン辺りで暗躍してそうな気がする。

もう10年近く前になるがその方と久しぶりに会った時の話である。会った時、何となく前頭部の生え際が直線的で、ちょっと不自然なので思わず「カツラですか?」って聞いたら、何でも交通事故で頭部に裂傷を負い、そのため上記の外科手術を施したのだそうだ。そうサル山も一時はハゲ山になっていたのだ。

何でも手術をして何日かは頭を包帯でグルグル巻きにしていて、それを取った時や頭を洗っていた時など、毛がゴッソリ抜けるので相当怖い思いをしたらしい。また生え際が不自然なだけでなく、やはり後頭部から毛を伸ばして持ってきているせいか、毛流がこれまた極めて不自然。確かに自毛で復活は遂げてはいたが正直言ってあれではまだハゲのままにしていた方が良いと思った次第。まあ、傷を隠すための止むを得ない措置であったことはわかるが。。。

と言う事でイチかバチかのこの外科的措置もあんまりお勧めできません。さて、ここまで来ればいよいよ諦めて禿る覚悟はできましたか?佐々木さん。

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