緊急事態  
 

2002-3/6 (Wed)

 
 

すみません!ちょっと諸般の事情で筆が進みません。要するに忙ピー!!でも今日ちょっとVividな話が。これは残しておこう。

トイレで小用を終えてチャックを上げようとしたら上がらない。そう言えば最近このアメリカで買ったズボンのジッパーは確かにちょっと調子悪かった。そしたら遂に寿命が来たらしい。

洗面所ではさっきから、会社で翻訳の仕事をしてもらっているMR.K、しかしてその実態は、ギターを持たせたら持ち位置の低さでは世界一(もうほとんど地につきそう)の新しく作ったバンドの炎のギタリスト、弱冠24歳のジョニ−Kが取り憑かれたように一心不乱に顔を洗っている。

このまま、上がらなかったらこのジョニ−にピンでも持ってきてもらうしかないが、そんな便利なものがすぐ見つかるのだろうか?しかしながらトイレに一緒にいたのが、ジョニーで良かった。もし全く知らない人であったら何も頼めず、そのまま前部を押さえたままオフィイスに戻るしかない。その光景ははっきり言って変だ。変だ。変態だ。また失脚だああああああ。

結局は、何度かのトライの後事なきを得たが、この経験からやはりトイレに行く際はピンを所持していくのが基本かと思った次第である。街なかで発生したらみんなどうするのかなあ。

それでその昔、確か18くらいであったろうか、チャックにあそこを挟んだ恐ろしい思い出がフラッシュバックのように脳裏によみがえった。あれはたまらなかった。

家でのことであるが、小用を終え、何だかわからないがよく確認もせずに若いだけに勢いよくチャックを上げたのである。そしたら全身に走る衝撃的な痛み。

『イテエエエエエ!!!!!』

と叫ぼうと思ったが、その瞬間誰かがこの嬌声を聞いて駆けつけるのもこれまた場所が場所だけに考え物。ぐっとこらえて状況を観察すると、ああああああああ、皮が挟まってるううううう。どうしよう!!

既にチャックは皮を巻き込んでしっかり閉まっている。そしてチャックの間から覗く皮からは既に血がにじみはじめた。

あああああ、一体俺はどうすればいいのか?人を呼んでもこの状況下、人間として失うものは大きい。また思春期の真っ只中、誰かにこの地獄絵のフォローを頼むには忍びない。

しかし、早急な対応が要求される事態である。なんで私にこんな仕打ちをと神を恨みながらも、激しい痛みに耐え考える事数秒、上げても事態の解決にはならない。やはりここは元に戻すしかないと判断した私は、息を飲み再びチャックに手をかけ、力一杯下ろした!!

「うひゃあいうああいいうううああああ、ぎゃあーーーーーー!!」

と言うような悲鳴を今度は間違いなく出した。そのためあわてて母親が駆けつけたが、その時は愚息は既にしかるべきところに隠されており、人間の尊厳は辛うじて守られた。そして私は半ば泣きべそになりながら母親に一言。

「。。。赤チン。。。」

そう、赤チンにはやはり赤チンか。

何でも世の男性は一度は斯様な体験をするそうだ。そしてこのおぞましい体験を経てあそこの大事さを再び認識するのだそうだ。

ううう、眠い。寝る。。。ぐ〜。