Y婦人  
 

2002-2/12 (Tue)

 
 

お〜、遂に連続日記掲載記録が止まった。ま、三連休だったし許してね。しっかし、ほぼ3ヶ月!我ながら良く続いたこと。

さて、M社時代のインパクトのある方々のお話が続いたわけですが、そのお話でやっぱ、アクセントとなっていたのが、そのご婦人の方々のお話。

そこで人のご夫人のお話ばかりしていては申し訳ないので、愚妻についても少し触れよう。

実は彼女は今日が大台の誕生日であった。いくつの大台かは想像に任せるとして、よくここまであの性格で無事に生きてこれたと感心する。要するにとてもアバウトなのである。話す内容を聞いていると、だいたいどこかおかしい。話が不正確である。もっと始末に追えないのが、本人はその自分で思い込んで作ってしまった話を、そのまま真実として人に伝えてしまう。本人は信じ込んでいるだけに妙に説得力がある。

ひょっとしたら、世の中に飛び交う流言飛語、所謂デマのいくつかはうちの妻が発しているのではないかと思われるほどである。

例えば米国時代、交通標識に「DEER AREA」と言うのがあった。これは鹿が出没する地域なので走行注意と言う意味である。鹿が体当たりしてくると小さい車は相当な被害を受ける。従い,相応の注意が必要なのである。

ある時、やはり山道を走行していると「FOG AREA」と言う標識があった。それを見るなり、妻は「へー、こんなところに出るんだあー」と妙に興奮している。もう付き合いの長い私、妻が何を勘違いしているのかはすぐわかるのである。要するに彼女は「FOG(霧)」と「FOX(狐)」を勘違いしている。私が間違いを指摘しなければ、そのまま翌日には近所の奥様連中に「狐が出る場所があるのよー!」って報告するのである。それが広まるのである。

こんな話もある。

私は痛風ちで若干の食事制限がある。そこで医者からもらった「痛風に良い食品、悪い食品」の表を妻に渡し、料理の方に気を使ってくれと指示したわけである。その後私が「アスパラ食べたい」と言うと「それは痛風に良くない」と言う。逆に大正海老とか貝類が良いと言う。「だって表にそう載ってる」とのこと

しかしどう見たって、贅沢病と言われる痛風。海老とか貝が良いわけは無いと思い、その表を見ると、良い方悪い方を逆に見ている。

どうも私の保険金を狙っているらしい。

いずれにせよ、何事にも笑ってごまかしてしまう所は、ある意味では素晴らしいことであるなあと思う。このおかげであまり喧嘩にもならない。話題に事欠かない人なので、今度しっかりその辺りをNOVELにまとめてみようと思う。

しかし、最近は妻のことばかり責めれなくなってきた。私も十分言ってることがおかしくなってきた今日この頃。私の場合はそろそろアルツハイマーかもしれない。