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また冬季オリンピックがやって来る。
女子フィギュアスケートの米国代表のクアン選手がインタビューを受けていた。「私は技術よりも芸術性を大事にする」
そう、フィギュアだけでなく女子体操もそうだが、なんだか軽業師のような芸当が幅を利かし、本来の優雅さとか美しさがあまり重視されないようになるのは如何なものか。技術が素晴らしいのはそれはそれで凄いと思うが、いつだかのオリンピックの伊藤みどり選手のように何回転かのジャンプを決めた後、ガッツポーズを演技の最中でやったのは気持ちはわかるがちょっとなー。クルクル回れば回るほどんなんだか「私は美しくないのでこれで勝負!」てな感じを受けてしまった。そんなこともないのに。
確かに彼女の演技の後に出てきたドイツのカタリナビット。軽業師のようなみどりちゃんの演技にどよめいていた観客であったが、ビットが出てきて銀盤の中央で立ち、グッと周りを見据えるとそれだけで回りはシーン。
う〜む。芸術的インプレッションでは確かに演技前から勝ち目は無い気がする。やっぱりこの競技。容姿が物を言うところはあるなあ。
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