ギャースケ  
 

2002-1/27 (Sun)

 
 

今日は昔飼っていたペットの墓参りに行った。

私は何を隠そう動物好きである。この世に生を受けてから一度もペットを絶やした事が無い。犬は、ミッキー、ジョン、ジョン(二代目)、コロ。猫はダンボ、ミー、チータ、プー、ギャースケ、チョロ。マーサと言うウサギやショーコウ(座った感じが麻原にそっくり)と言うハムスターがいた時期もある。しかし、今健在なのは犬のコロ(柴犬)一匹となってしまった。

昔は死ぬと庭に埋葬していたが、昨今は規制が厳しくなったのと、犬猫霊園の類が増えて来たので、ギャースケとジョン(二代目)は柿生にある犬猫の霊園に埋葬してある。今日はそこに行って来た。

お参りをしてさて帰ろうと思ったところ、突然ネコの鳴き声がする。どこかと思ったら、階段のところで黒猫が一匹こちらを向いて、盛んに「ニャーニャー」と鳴いている。明らかに何か私に用事があるような感じ。腹が減ってるのかと思い、ちょうどお供えで持ってきたキャットフードがあったのであげると、さほど興味を示さない。

通常、野良ネコが寄ってくる時は腹が減って何かをねだる場合がほとんどで、今回腹が減ってないのに何で寄って来たのかなとなでているとある事に気づいた。このネコ、オスであるがタマキンが随分と小さい。

半生、ネコを見続けて来た私に取って、ネコのタマキンが通常如何程の大きさであるかは、私の最も得意とするところ。その経験から言ってもこのネコのそれは明らかに二周りほど小さいのである。

そこでこのネコが何故寄ってきたかがわかった。実は死んだギャースケもタマキンが小さかったのである。そう、このネコはギャースケの生まれ変わりに違いないと思ったわけである。そう言えばダミ声のギャースケに比べ(だから「ギャースケ」)声は普通だが、鳴く感じや甘える感じはそっくり。

「待ってたよお〜。何処行ってたんだよお〜」

と言う感じで仕切に訴えるように鳴いて、スリスリしてきて、寝っころがり腹を上に向けゴロゴロ言い始めてしまった。ちょっと胸がグッと来たな。

ごめんね。米国から帰ってきてすぐにお参りに来れなくて。これからはちょくちょく来るから許してね。ギャースケ。