テレポーテーション  
 

2002-1/26 (Sat)

 
 

TVでアフリカにテレポ−テション(瞬間移動)が出来る少年の事をやっていた。実は私も出来るのだ。ふっふっふ。

但し、この少年のように頻繁に出来るわけでは無い。今までに2回経験があるだけだ。それも自分の意志で出来るわけでは無く、2回ともエレベータの中で起こったと言うのが共通している。

1回目は日本での話。もう10年以上も前であるが、当時通っていたM社のエレベータは低層階用(1〜9階)と高層階用(9〜16階)と分かれていた。私の所属していた部は2階にあったが、仕事上13階の営業部門で働く事が多かった。そのため、13階から所属部に戻るには、一旦高層階エレベータで1階まで降り、そこから2階まで階段を上る方法と、13階から9階まで降り、そこから低層階エレベータを使って9階から2階まで降りる方法があった。そして私が通常取る方法は、1階経由階段の前者のパターンで、これが一番スピーディであるのがその理由であった。

その日も13階から所属部に戻ろうとエレベータに乗った。放っておけば1階に着くので、ボタンは押さなかったように思う。誰か他の人が乗っていたのかも覚えていない。どうも考え事をしていたようなのである。9階から1階までは一気に降りるので、その感覚を体に感じたのを覚えている。そしてドアが開いた。

それで1階ロビーに着いたと思い、フロアーに一歩足を踏み出したら、なんとそこが2階だったのである。

一瞬何が起こったか分からず呆然としてフロアーに立ち尽くしていたが、テレポーテーションをしたと言う衝撃的な事実に気付くといなや、部内に駆け込み今起こった数奇な出来事を同僚に説明した。しかし皆優しく笑って誰も取り合ってくれなかったなー。

2回目は3,4年前の米国での出来事だ。米国で私が勤めていた会社は、まず一階ロビーからエレベータに乗り8階まで行き、そこからオフィイス用のエレベータに乗り換える仕様であった。そして私のオフィイスは36階にあった。

その日仕事を終え、帰宅しようと36階からオフィイス用エレベータに乗り、8階に着いたので、降りるとまたもや信じられない出来事が起こった。

何とそこは既に1階ロビーだったのである。

それがわかった瞬間「お、これで2回目だ!」と日本での出来事を思い出したのを覚えている。しかし,その時は周りに知り合いはいなかったし、この感動を他人に伝えたくても周りは外人ばかりで、うまく英語で伝える自信が無いし、変に興奮してまくし立ててると日本と違い屈強なガードマンに連れて行かれる可能性もあるので止めておいた。その時も確か深く考え事をしていた記憶がある。

と言う事で私にはテレポーテーション能力があるのだ。。。え?単に考え事をしていて乗り換えたのを覚えてないだけじゃないかって?う。。。(・・;)

ま、私は酉年だし、三歩歩くと忘れるからその可能性も無いとは言えないが、本人マジに全く乗り換えた記憶が無いのはウソでは無いです。

3回目を期待しよう。