鼻毛  
 

2002-1/18 (Fri)

 
 

国際数量単位に「hanage」があるのをご存知だろうか?

日本語読みをすると「ハナゲ」だが、英語では「ハネイジェ」と発音する。これは何の単位かと言うと「痛み」の単位であるが意外と知られていない。予てから痛みの感じ方は個人で異なるため、客観的に計ることは不可能とされていたが、確か数年前札幌大学だかの教授が鼻毛を抜く時の痛みだけは、人種や個人差に関係なく同一であることを発見し、学会に発表して国際的に認められたのである。

鼻毛一本抜く時の痛みを1hanageとし、机の角に足の小指をぶつけた時の痛みが2〜300Khanage(キロハネイジェ)。お産の時の痛みが2〜300Mhanage(メガハネイジェ)だったと思う。当時、日本が発した新たなグローバルスタンダードに世界中の医療品関連企業や病院がこの対応に追われ、医療品メーカーの株価が一時高騰したのを今でも覚えている。

その後、初台体毛リサーチ治験研究所(略称:初体験)の深井繁茂研究員が鼻毛でも白髪の場合は、抜く時痛さが小さい事を発見(概ね0.7hanage)し、今はその基準に「その人種に依存する通常体毛色の鼻毛を抜いた場合」と言う注釈が加えられている。そう、白髪は痛くないと言うのは自分もそうだから間違いない。このことからもこの数量単位の正確性がよくわかる。

そう言えばその当時、やはり主観的であると思われた恥ずかしさの単位を「パンツの脇からポロっとはみ出た場合の恥ずかしさを1inari(イナリ。英語発音:イナーリ)」とする国際数量単位も提唱されてたが、あの認可が下りたと言う話はまだ聞いていない。