結婚式テープ  
 

2002-1/16 (Wed)

 
 

で、結婚式の話題続き。

会社で一緒に働いてた奴の司会をやった。あまり親しくは無かったが、私の司会業についての噂を聞きつけて頼みに来たらしい。来る者は拒まずをモットーする私は無論快諾した。しかし、ちょっといい加減な奴であるとの印象を持っていたので一抹の不安があったのも事実である。

その兆候は結婚式以前からあった。まず結婚式の打合せを私の家でやることになっていたが、時間になっても一向に来る様子が無い。ようやく来たと思ったらその言い訳が「どうしてもおみやげにタコを持ってきたくて」との事で釣りに行ってて遅れたとの事。本当かな〜?こっちも生ダコをもらってちょっと躊躇したのを覚えている。

そして一通り打合せを終え、その夫婦と言うか婚約者同士は帰って行ったのであった。

で、式当日。司会者は会場の人間と事前打合せがあるので早めに行くのが常識。まず着いて祝儀を渡すために受付に行ったら、受付の人間から「これをご夫婦から授かりました」と音楽テープを渡された。表面には「入場行進:結婚行進曲。キャンドルサービス:星に祈りを」と書いてある。

入場もキャンドルサービスも別途エレクトーン奏者を雇って行うと聞いてた私は、わざわざその曲が入っているテープを渡されたからには、当然予定を変更してテープを使うのかと思い。会場の人間にそのテープを渡し、エレクトーン演奏をキャンセルしたのは言うまでも無い。

そして、来賓の方々も着席し、いよいい新郎新婦の入場となったその時、会場の係りが青くなって飛んできた。

「あの、このテープには曲が入ってなくて子供の声が入ってます」

それを聞いて驚いた私

「何て言ってるんですか?」
「「XX先生、おめでとうございま〜す」って言う子供達のメッセージが入ってます」

と係りの返事。それを聞いて奥さんが幼稚園の先生で、その先生の結婚をお祝いする子供達の祝辞と判断した私は急遽エレクトーン奏者を呼び戻し、何とか事なきを得たのであった。

しっかし、テープの表紙にテープに入っている内容とは全く別のエレクトーン奏者にやって欲しい曲を書く神経、並びに、もともと事前打合せに無かった子供達の祝辞を持ってくる神経と言い、私には全く理解できませ〜ん。タコも勿論です。単に釣りに行ってて遅れた言い訳じゃないのかい?

あのまま、「それでは新郎新婦の入場です!」ってやって「XX先生おめでとうございま〜す」ってテープを流してやればよかった。プンプン!