尻毛  
 

2002-1/13 (Sun)

 
 

今日は我がバンド「絶倫隊」のガネーシャ田嶋が引っ越したので、新年会を兼ねた引越し祝いをバンドの仲間連中としてきた。その宴の最中、絶倫隊のフアンH氏が半ば酒乱気味に酔っ払って裸になった。そしたら看護婦であるガネーシャ田嶋の奥さんが、気丈にもこういった酔っ払いはひるんではダメだとばかり

「さあ、前屈みになって。検査してあげる!」

鋭く言い放ったものだから、このH氏本当に裸のまま前屈みになったのである。そして、まろび出たH氏のご紋を垣間見てフラッシュバックのように思い出した話がある。この話をまだ酔っ払っているのでシラフに戻る前に勢いで書いてしまおう。

それは昔私が尻毛を切った時の話だ。当時、確か20ぐらいだったと思うが、下着を脱ぐとどうしても菊のご紋にあたるところが汚れてるのが気になった。今のようにウォシュレットなど無い時代の話である。そこで、まだ若く飽くなき探求心の塊であった私は、その原因を追求したのであった。その結果、汚れの原因は菊のご紋の周囲に繁茂する尻毛のせいではないかとの結論に至った。

案じた私は「この毛を切ればあの不快な汚れから開放される」と思い立ち、これをハサミで切るに至ったのである。カミソリで剃ることも考えたが、なんせデリケートな場所である。手が滑って肛門括約筋を切ったりしたら、若くして垂れ流しである。それは何としても避けたい。それでハサミにした。

そして手鏡を使いしゃがみこみ可能な限り短くした。十分手鏡で検証し、結果に満足な手応えを感じた私は立ちあがり、大きく開いていた尻を閉じた。ところがその瞬間予期せぬことが発生したのである。

「チクチク痛い」

短く切りそろえ、毛先が鋭くなった私の尻毛は鋭利な刃物の如く、私の菊のご紋を攻め立てたのであった。ただでさえ鋭敏なあそこは過剰に反応したのである。

その後数日、私は尻を閉じないようガニマタ歩きを強いられたのであった。然るにむやみに尻毛は切るものでは無い。

青春時代のホロ苦い思い出である。