座右の銘  
 

2002-1/7 (Mon)

 
 

「期待はしないけれども諦めない」と言う座右の銘を持つ人がいる。

この方、日本を支える大会社H社の社員である。奥様はやはりそのH社の社員で、その昔私がM社に居たときに一緒に仕事をさせて頂いた方である。奥様は何事にも動じない大人物であることは前から承知していたが、その旦那もやはりこの座右の銘から大人物であることが伺い知れる。

そうなのである。実は期待は人間関係を損なう要因である。確かにその期待に応えた場合は図らずも名声や信頼を得ることは可能であるが、そう人間何度も期待には応えられないし、その期待に応えようとすることが、その人や人間関係を破綻に招く事だってある。

そこで、期待はしない事が肝要である。そう言うと味もそっけも無いが、こっちが勝手に期待をしててガックリ来た事って、ほらあなたもあるでしょ?

念のため補足するとこれは「信頼してない」って言う意味では無い。無論人間として信頼しているが、結果を出せと言ってるのでは無いよと言う意味。誰しも間違いを犯したり力が足りないって事はあるのだし。

やっぱり、期待はある意味では勝手な思い込みだし、やった事に対する見返りをどこかで無意識に期待してたりする事が背景にあったりする。であれば期待はせず、自分のやるべき事を「諦めず」に行う。

今の世の中、結果を求めすぎるきらいがあるが、結果は取り合えず横に置いといて、やるだけの事をやろうって事。

「人事を尽くして天命を待つ」

そういうことではありませんか。Kさんの旦那様。

ちなみに私の座右の銘は「自由にさせることが最大の愛情」かな。。。なかなかできないけど。