この1年  
 

2001-12/28 (Fri)

 
 

本日は仕事納め。いつまで休みか気にしてなかったが、聞いたらなんと9連休と来た。米国にいた頃は新年は2日から始まってたし、その前もスーパーの納品対応をしていたので、暮れは31日まで、年始だって確か3日くらいには出ていたように思う。いずれにせよ、現在既に有給休暇がゼロとなった私にはとっても朗報である。風邪気味でもあるし、ここはじっくり滋養と強壮に励ましてもらおう。

まだ今年は終わったわけでは無いが、仕事は今日でお終いなので仕事の面から今年を振り返ると当然のことながら人生初めての転職を経験しただけに、新たな経験の連続であったな。

とある商社から所謂ソフト会社に転職し、無論その商社でもシステム管理をしていたわけだから、全く違う業界に入ったようであるがそうでもない。でも、専門知識と言う点からはシステムのプロジェクトマネージにはそれなりの経験を持ってると思うが、システムそのものの知識はからっきし無く、社内の打ち合わせでも専門用語が飛び交い、ついていけない事が多々あったな。当たり前ではあるが、やはりソフト会社に入ったのだと言う感を強く持った。

加えて、対応している製薬業界についても全く知識が無く、この半年は結局勉強で終わってしまい出る幕が無かった。

商社のシステムが精度よりも納期を重視し、多少不具合があっても「無理やり立ち上げて使わせないとユーザーはその気にならないんだ」と言う乱暴なやり方で立ち上げてきたのに対し、製薬業、それも今担当している薬の研究開発関連のところはやはり人の命を預かるだけに、システムの精度に関する捉え方が厳然としている。だから規制とか法律とかルールに準拠しているかどうかがとても重要で、先の「動けば良い」などとの考えでは全く話にならない。

転職して改めて感じるがやはり業界業界での文化の違いを身にしみて感じたこの半年であった。

それでも1年前がいよいよ失業の憂き目に会うかどうかの所をさ迷っていたのに比べたら、オマンマが食えるだけ、有り難いと思わねば。やっぱり仕事あってのサラリーマンだし。でも、仕事無くても芸術家って奴も憧れるなあ。

そう言えば、1年前いよいよこれは本気でサラリーマンを辞め、芸術家としてやって行こうかと考えた時期もあった。でもまだその考えは捨てたわけでは無い。

さて、1年後はどうなっているやら。この日記を読み返し笑っているか、泣いているか。