君子  
 

2001-12/20 (Thu)

 
 

「少人の交わりは甘きこと甘酒の如し、君子の交わりは淡きこと水の如し」と孔子はのたまわれた。

要するに毎日毎日会うようなベタベタした関係は対したことが無い。道理のわかった人間同士の交わりは会って無くてもお互いを理解しているので価値があると言う事だ。

ニューヨークに来ると会う友人がいるが、彼との関係はそんな感じ。何だか知らないが大体同時期に同じような事で悩んでいる事が多い。だからたまに会うと非常に共感し合い盛り上がる。

今回は何を共感したかと言うと、思うようにならないことで相手を責めたりしていると、どんどん人間が小さくなっていく自分にハッと気づき、改めたと言うところ。本当に大志を抱く人間は一見鈍感なように見えるけど、その実とてつもない事を考えてるので、細かい事を気にしなくなる。そうなんだよ。泰然自若とはこのことなんだな。

ニューヨーク最後の日とても美味い酒が飲めて満足であったぞ。