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ある国で国中の若い女を集めハーレムを作っていた王子がいた。
怒った国の男達は暴動を起こして、らくだ一頭と食料と水を王子に与え、砂漠に追放した。王子は仕方なく砂漠の旅を続けていたが、ある時らくだがメスであるのに気づいた。女がいないと我慢ができない王子は、この際らくだでも構わないと後ろから迫ったが、らくだに蹴られてしまい思いをとげることができなかった。
すると砂漠に絶世の美女が倒れていた。美女を助け起こすと美女はかすれた声で言った。
「私はもう三日も何も食べていません。もし、食料と水を与えてくれたら何でもあなたの言うことは聞きます」
それを聞いた王子はしめたと思い、美女に食料と水を与えた。
しばらくして美女はすっかり元気になった。美女は
「これもあなたのお陰です。何でもあなたの言うことは聞きますので、何でもお申しつけ下さい」
王子はニヤリと笑いこう言った。
「悪いね。じゃあ、らくだの後ろ足を押さえててもらおうか」
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