2001-11/27 (Tue)

少年時代の謎、「登り棒」と「学校でのウンコ」のうち、今日は後者の話。前者を読みたい人は２日前の日記をどうぞ。

小学校時代、トイレの大の方に入ると他の男連中が蜂の巣を突いたような騒ぎになり、念がいってる奴なんざ、その情報をわざわざ教室まで戻って吹聴したりする。

「ＸＸがトイレでウンコしてたぞー！！」

何で？当たり前で無いか。これが廊下や教室でしたのなら兎も角、トイレは立派なそのための施設だ。しかしながら不思議なことに男の間では学校でのウンコは禁断の行為で、他の奴に知られたら末代までの恥であるような雰囲気すら感じられるのもまた事実。

従い、学校でウンコしたくなったら誰もいないのを見計らってやるって言うのが男の間の不文律となっていた。ひどい時なんざ、閉まってる男トイレの個室を発見した奴がドアによじ登って上から覗き込み、その犯人をあげつらうなんて言う行為を目撃したりもしたぞ。男にとってそれほどの関心事なのだ。女はいいなあ大も小も同じ場所で。

私も学校で隠れん坊していてたまたま男トイレに隠れていたら、それをいじめっ子に見つかり、学校中言いふらされた記憶がある。しかし、その時わたしも「失敗した。こんなところに隠れるんじやなかった。ウンコ少年になってしまった」と後悔したのを覚えている。

ところが、中学校になって男子校に入った私は、ある時学校で便意を催したことを友人に打ち明けた。そしたらその友人からあっさり「早く行ってきたら？」と言われ、そのことをあげつらう訳でもないその態度に痛く感動したのを覚えている。

「そっかー、ここでは自由にウンコができるんだ」

長い間苛まれ続けてきた悪しき習慣から解き放たれた瞬間でもあった。

このことから判断するにどうもウンコすることを女の子に知られたくないって言う心理が根底にあるような気がする。やはりガキであっても自分のライバルにウンコ少年の汚名を着させることで女の子に対して自分の優位性を保とうとする本能から生じる行為では無いのか？そんな気がする。だとしたら、何か面白いでは無いか。学校なら駄目で家ならＯＫ。変なの。

あの時代に「あ、俺ウンコ今してたよ」ってくらい堂々としてられたら反って女の子にもてるのではないのかな。

今度うちの息子に小学生の心理を聞いてみよう。