女難  
 

2001-8/23 (Thu)

 
 

私は女難の相があるらしい。

その昔、確かまだ高校の頃だったと思うが、ある易者に姓名判断をしてもらった。その易者曰く「どっからみても女難の相です」と半ば感心された面持ちで言われた。そしてその易者にお礼を言って席を立ち数歩あるいたところで、その易者に「君!」と呼び止められ、振り返った私にその易者はこう言い放った

「女には気をつけろよ」

どうも念を押したくなるぐらい女難のようだ。

もうそれなりの歳であるし、過去女性問題でトラブったことも多々ある。しかし本人は特に女難と思ったことは無い。むしろ、助けられたことの方が多いのではないかと思うぐらいである。確かに言われのない晴天の霹靂的な仕打ちにあったことはままある。でもいずれも後になって冷静に考えると、女性の思考パターンに対する配慮が足りなかったか、軽はずみな一言がそれを招いていたことがわかり、当方にも反省の余地がある。しかし、これだけは誓って言えるが、いつも悪気は決して無いのである。

それで思い出した出来事。

その昔、私のアシスタントでちょっとお歳を召した(40半ばか?)女性がいた。いつもは地味な格好をしている彼女がある時ちょっと短めなスカートを履いてきた。とは言っても膝上ぐらいなのであるが、私の好きな革のブーツとの組み合わせが見事で、特にブーツとスカートの間にまろび出た膝小僧が色っぱく、思わず感動して「いやー、ゾクっとしますね」と言おうと思ったら、意に反して口からでた言葉が

「いやー、ゾッとしますね」

どうも話を面白くさせるように私の人生できてるらしい。